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一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

自己申告より「長時間残業」で自殺、遺族が提訴!(平成27年8月8日・読売新聞)

大阪市のシステム開発会社「オービーシステム」に勤務していた当時57歳の男性が自殺したのは長時間の残業による過労が原因として、大阪府内在住の妻子4人が平成27年8月7日、同社と当時の上司ら4人に計約1億4000万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴しました。男性の時間外労働は同社への自己申告より2~7倍も長かったとみられ、遺族らは「社員の健康を守る義務を怠った」と主張しています。

●訴状によりますと、男性は同社で技師としてシステム開発などを担当。東京勤務だった2013年9月、うつ病となり、2014年1月に自殺しました。同社は社員に労働時間を自己申告させており、男性の時間外労働は自殺前1年間が月20~89時間となっていました。しかし品川労働基準監督署は、職場のパソコンの記録などから、うつ病発症前の半年間は月120時間以上が続き、発症直前の1か月は170時間に上ったと推計。国の定めた過労死ラインを上回るとして同年9月に労災認定しました。同社の代理人弁護士は「亡くなられたことは非常に残念で、真摯な対応を続ける」とコメントを出しています。
2015年08月08日 13:29