通勤手当、月15万円まで非課税=国税クレジット納付も—政府・与党!(平成27年11月27日.時事通信)
政府・与党は平成27年11月27日、2016年度税制改正で、通勤手当の所得税の非課税限度額を、現行の月10万円から15万円まで引き上げる方針を固めました。新幹線通勤者などが増えていることに配慮したものです。また、国税をクレジットカードで納付できる仕組みを創設する予定です。●通勤手当の非課税限度額は1998年度に月5万円から10万円に引き上げられて以来、据え置かれていました。ここ数年、新幹線で東海、東北地方などから首都圏に遠距離通勤する人が増えた上、消費税増税もあって通勤費は上昇傾向にあります。そこで、公共交通機関の定期券代や、有料道路の料金に応じた通勤手当を月15万円まで非課税とする考えです。この場合、新幹線だと東京、新大阪駅から200キロ圏が対象になり、例えば、東京からだと静岡駅、新大阪からだと岡山駅までは含まれるといいます。
●国税のクレジットカード納付制度は、2017年1月4日から施行する予定です。国税庁のホームページなどを通し、インターネット上で納付と決済の情報を入力すれば、納税できるようにします。クレジットカードの利用手数料は納税者負担となります。
2015年11月27日 18:00