労働者所得、低迷長期化も・女性の雇用大幅減!(令和2年11月26日.日経新聞)
7~9月期は賃金の総額である雇用者報酬が物価変動の影響を除いた実質で前年同期を3.0%下回りました。●緊急事態宣言などで経済活動が大きく制限された4~6月期は3.5%のマイナスで、改善の動きは鈍く、2期連続のマイナスは2014年から2015年にかけて5期連続で減ったとき以来となりました。
●実際に、年度明け以降の労働力調査を見ますと、4-5月平均で男性就業者数は前年度比▲34.5万人減少しているのに対し、女性就業者数は同▲44.5万人減っており、職を失う女性が男性に対して1.2倍の量で出現しています。さらに、これを雇用者数でみますと、男性が同▲22.0万人、女性が同▲33.5万人となっており、男性の1.5倍以上のペースで雇用者数が減少していることがわかります。
2020年11月26日 11:06