新卒者内定取消し3日間で5人,労働局確認、大学には「繰り下げ」連絡も!(令和3年3月8日.琉球新報)
沖縄労働局は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、3日から5日までの3日間で、県内新卒者の内定取り消しを2社5人確認しました。入社繰り下げは0件でした。企業の特定につながるとして、業種は説明しませんでした。●件数はハローワークを通して労働局が把握しており、実数はより多い可能性があります。一方、県内大学では不動産業の営業職で1社2人の内定取り消しを確認しました。企業から「コロナの影響で業績が良くない」と、学生2人に説明があったといいます。観光関連業1社からは「入社時期を3カ月繰り下げる」と大学に連絡がありました。
●りゅうぎん総合研究所の久高豊専務は「コロナ後を見据えて採用活動していた企業も、3度目の緊急事態宣言で影響を受け、企業存続を懸けて採用しない方向に変えたのではないか」と指摘しました。労働局では昨年3~6月にかけて、内定取り消しを3社5人、入社繰り下げを4社37人確認しています。業種別では宿泊・飲食サービス業や卸・小売業などの観光関連産業で多くなりました。
2021年03月08日 09:30