5月失業率3.0%、0.2ポイント悪化 有効求人倍率は横ばい!(令和3年7月1日.日経新聞)
総務省が発表しました5月の完全失業率(季節調整値)は3.0%と先月から0.2ポイント上昇しました。2カ月連続の悪化となりました。厚生労働省が発表しました5月の有効求人倍率(同)は前月から横ばいの1.09倍でした。4月下旬に発令された緊急事態宣言の影響もあり、雇用の回復にはなお時間がかかりそうです。●完全失業率が3%になるのは2020年12月以来。完全失業者(原数値)は211万人で前年同月比13万人増で、16カ月連続で増えた。就業者数(同)は6667万人で同11万人増加しました。
●有効求人倍率は仕事を探す人1人に対し企業などから何件の求人があるかを示します。5月の有効求人(季節調整値)は前の月から0.3%減となり、働く意欲のある有効求職者(同)は0.4%減少しました。正社員の有効求人倍率は0.90倍で前の月を0.02ポイント上回りました。
●有効求人倍率は2018~2019年にかけて高く、1.6倍を超える水準に達して人手不足も指摘されました。新型コロナウイルスの影響で20年中は1.04倍まで下落。足元でも大幅な回復がみられない状況が続いています。
2021年07月01日 09:21