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一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

介護労働者の平均月給24万3135円・介護労働安定センター調査!(令和3年9月9日.福祉新聞)

介護労働者(無期雇用、月給制)の昨年10月時点の平均月給は、前年度比8696円増の24万3135円だったことが、介護労働安定センターの「2020年度介護労働実態調査」で分かりました。平均賞与は2万6588円増の62万6094円。単純推計すると平均年収は約354万円となります。

●調査は2002年度から毎年10月に行い、今回は9244の介護保険事業所の回答を集計しました。月給は役職手当や交通費など毎月決まって支給される税込額で、残業代や夜勤手当などは含まれません。職種別の平均月給をみると、看護職員が28万74円で最も多く、介護職員が22万3981円で最も少ないことがわかりました。無期雇用職員に賞与を支給している事業所は8割。職種別の平均額は管理栄養士・栄養士が75万3422円で最多、訪問介護員が47万981円で最少でした。2019年度の介護事業収入に占める人件費の割合は平均64・9%。法人別では社会福祉協議会(社会福祉法人)が75・6%で最も高く、サービス種類別では訪問看護が69・8%で最も高いことがわかりました。

●離職率は前年度から0・5ポイント下がり、過去最低の14・9%。最も高かった07年度(21・6%)から6・7ポイント下がり、19年度の全産業平均(15・6%)と比べても0・7ポイント低かった。また、人材の不足感は4・5ポイント改善して60・8%でした。そのほか今回の調査では、初めて65歳以上の労働者の状況を調べたました。65歳以上の労働者がいる事業所は平均7割で、特別養護老人ホームは9割を超えました。1事業所当たりの人数は平均5・1人。職種別の割合をみると、最も多いのは訪問介護員の25・6%で、4人に1人が65歳以上でした。ほかは看護職員13・1%、介護職員9・4%でした。定年制度がない事業所は2割。定年制度がある事業所でも64%は再雇用制度、26%は勤務延長制度を導入していました。

kai
2021年09月09日 09:18