職員に違法な時間外労働 神戸の社会福祉法人に罰金の略式命令!(令和3年9月30日.NHKnews)
神戸市から1年間の業務停止の処分を受けた特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人と元理事長らが、職員に対して違法な時間外労働をさせたとして裁判所から罰金の略式命令を受けました。●略式命令を受けたのは、神戸市灘区にある社会福祉法人「六甲鶴寿園」と、60代の元理事長と50代の元施設長の2人です。法人と2人は、労働基準法に違反する時間外労働を職員にさせたなどとしてことし3月に書類送検されました。神戸区検察庁は9月9日、法人と2人を略式起訴し、神戸簡易裁判所は9月17日、元理事長に罰金40万円、法人と元施設長にそれぞれ罰金20万円の略式命令を出しました。
●法人と元理事長は、適正な割増賃金を職員に支払わなかった疑いでも書類送検されていましたが、検察は起訴猶予にしました。検察は処分の理由について明らかにしていません。この法人をめぐっては、運営する神戸市内の特別養護老人ホーム「きしろ荘」で無資格の職員が医療行為を繰り返したとして、市から来年3月末までの1年間、業務停止の処分を受けています。法人の担当者は「過去の反省に立って心新たに改善に取り組んで参りたい」と話しています。
2021年09月30日 09:19