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一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

「自殺はリニアの製品開発で過労」遺族が労災認定求め署名提出!(令和4年3月29日.NHKnews)

飯田市の精密機器メーカーで働いていた34歳の男性が自殺したのは過酷な業務負担が原因だとして遺族らが労災の認定を求める署名を労働基準監督署に提出しました。

●署名を提出したのは、飯田市の「多摩川精機」に勤務し、おととし4月に34歳で自殺した吉田午郎さんの母親の惠美子さんとその支援者です。母親らは3月28日、飯田労働基準監督署を訪れ、息子の労災認定に賛同した3468人分の署名を提出しました。母親らによりますと、吉田さんはリニア中央新幹線の車両の一部となる製品開発などを担当した際に、専門外にもかかわらず社内のサポートが得られず、納期に間に合わなくなって追い詰められた結果、うつ病を発症して自殺したということで、去年4月に労災の申請を行っています。

●母親の惠美子さんは「調査することで息子の苦しみを知ることになり、悲しくつらい思いをしたが、過重労働の実態を多くの人に理解してほしい」と話していました。「多摩川精機」は、NHKの取材に対し「労働基準監督署の調査に協力し事実関係を調査中です」とコメントしています。厚生労働省によりますと、昨年度、仕事による強いストレスが原因でうつ病などの精神障害になったとして労災と認定されたのは全国で608件で認定率は31.9%となっています。
2022年03月29日 09:47