厚労省発表の有給休暇の取得率56.6%で過去最高。しかし欧州より低水準!(令和4年5月12日.朝日新聞)
去年の有給休暇の平均取得率が56.6%だったことが厚生労働省の調査で明らかになりました。調査開始以来、過去最高の取得率でした。厚労省は従業員30人以上の企業4013社を対象に、去年の労働の状況を調査しました。●去年1年間の有給休暇の平均付与日数は1人あたり17.9日で、取得日数は10.1日でした。取得率は平均56.6%で、1984年の調査開始以来、過去最高を更新したということです。厚労省は2019年以降、年5日の有給休暇取得の義務化が影響したとみています。一方、従業員1000人以上の大企業では有給休暇の取得率が前の年より低くなっていて、「テレワークで自宅にいる時間が増えたほか、コロナ禍で年休を取っても外に行けない状況が影響した可能性がある」と分析しています。
●仕事を休んでも賃金が支払われる年次有給休暇(有休)。3年前に企業が社員に一定の有休を取らせることが義務づけられ、2020年の取得日数や取得率は過去最高となりました。それでも欧州の主要国に比べると、まだ低水準です。
【各国の取得率(エクスペディア調べ)】
ドイツ93%
フランス83%
アメリカ80%
イタリア77%
香港86%
韓国67%
2022年05月16日 09:45