TOP

一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

最低賃金:平均18円引き上げ…過去最大幅、3年連続2桁!(平成27年7月30日・毎日新聞)

非正規雇用を含む労働者の賃金引き上げにつながる2015年度の最低賃金の目安となる時給額について、厚生労働相の諮問機関「中央最低賃金審議会」の小委員会は平成27年7月29日、全国平均で18円引き上げることを決めました。

●日額から時給に変更した2002年度以降最大の上昇幅で、2桁の引き上げは3年連続。繰り返し大幅な引き上げを求めた政府の意向を反映した形となりました。目安を参考に各都道府県の最低賃金審議会がそれぞれ新しい最低賃金を決め、10月をめどに切り替える方針です。目安通り引き上げられれば、最低賃金の全国平均は現行の780円から798円になります。

●審議会は所得や物価などの指標を基に各都道府県をA~Dの4つのランクに分け、Aは19円、Bは18円。C、Dそれぞれ16円の目安を示しました。Aは過去最高だった前年度と同じで、B~Dは過去最高。人口を加味した全国平均は18円になる。目安通りなら、最も高い東京都は907円、最も低い鳥取や沖縄など7県は693円になる。格差は前年度の211円から214円に広がる。

2015年07月30日 15:24