1個30円のブラックサンダー、「児童労働なし」のカカオに切り替え!(令和4年9月26日.朝日新聞)
1個30円ほどと安さが売りのチョコバー「ブラックサンダー」が、原料に使うカカオを児童労働に頼らず収穫されたものにすべて切り替えました。児童労働のないカカオだけで主力商品をつくるのは、国内の大手メーカーではまだ珍しいといいます。●ブラックサンダーをつくる有楽製菓によりますと、令和4年9月15日の生産分からすべてのカカオが切り替わりました。原料変更で数%のコスト高となりますが、円安やウクライナ危機による原料高の影響よりも小さいといいます。現時点で値上げの予定はないとしています。
●有楽製菓は、2025年までに自社製品で使うカカオすべてを児童労働に頼らないものに変えることを目標に掲げています。杉田晶洋執行役員は「安いお菓子でも人権に配慮できるのはインパクトがあるのでは。消費者が児童労働問題などに興味を持つきっかけになればと思う」と話しています。
2022年09月26日 16:14