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一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

過労死白書 うつ病要因 男性“連続勤務”女性“いじめ”が増加!(令和4年10月20日.NHKnews)

ことしの「過労死白書」の内容が明らかになり、うつ病などを発症して労災と認定された人について傾向を分析した結果、業種で見ると「医療・福祉」や「建設業」などが増えていたほか、男女でも発症の要因に差が出ていたとして個々に応じた対策が必要だと指摘しています。

●平成22年度から令和元年度までの10年間に仕事のストレスや長時間労働が原因でうつ病などを発症し、労災と認定された4491人について分析しました。 前半と後半の5年間に分けて業種別に比較すると、
「製造業」が全体の17%程度で最も多い状況は同じでしたが、
「医療・福祉」が12%から14%余りに増え2番目に多くなったほか、
「建設業」の割合も7%から9%に増加しました。
また、発症した要因について、比較できる平成24年度からの3年間とその後の5年間で見ると、割合の増加が目立ったのは、
▽男性が「2週間以上の連続勤務」だった一方、
▽女性では「嫌がらせやいじめなどを受けた」となり、差が出ました。

●こうした結果などを踏まえ、白書では「個々の働く人が置かれた状況に応じて労働時間や業務内容を決め、病気や通院にも配慮するなどきめこまかい対策が必要だ」と指摘しています。白書は、近く閣議決定される予定です。厚生労働省によりますと、うつ病などになって労災と認定されたのは昨年度、629人と過去最多となり、対応が課題となっています。
2022年10月20日 15:37