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一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

10月の求人倍率1.35倍、10カ月連続上昇 失業率は2.6%!(令和4年12月5日.日経新聞)

厚生労働省が発表しました10月の有効求人倍率(季節調整値)は1.35倍で、前月に比べて0.01ポイント上昇しました。10カ月連続で前月を上回りました。持ち直しが続くものの、新型コロナウイルス禍前の水準には届いていません。総務省が同日発表しました完全失業率は2.6%で、前月から横ばいでした。

●有効求人倍率は全国のハローワークで仕事を探す人1人あたり何件の求人があるかを示します。倍率が高いほど職を得やすい状況となります。コロナ禍前の2020年1月は1.49倍でした。2020年9月に1.04倍まで落ち込み、その後は上昇傾向にあります。

●景気の先行指標となる新規求人数は92万4946人で前月比1.4%増加し、新規求人倍率は2.33倍と前月比0.06ポイント上昇しました。業種別では、政府の観光喚起策「全国旅行支援」や水際対策の緩和で観光需要の持ち直しを見込んだ宿泊や飲食サービスの伸びが大きくなっています。

●完全失業率は2020年8月から2021年1月にかけて3%台に達することが多かったのですが、その後は2%台で推移しています。10月の就業者数は6755万人で前年同月に比べて50万人増えました。3カ月連続の増加となりました。正規の職員・従業員は3614万人と17万人増え、5カ月ぶりに増加。非正規は2116万人で34万人増えました。
2022年12月05日 16:29