起業家の育成を掲げる高専が開校、1期生44人が入学!…学費ゼロの私立全寮制!(令和5年4月3日,読売新聞)
次世代の起業家を育成する私立の高等専門学校「神山まるごと高専」(徳島県神山町)が2日開校し、1期生44人の入学式が行われました。高専の新設は全国で19年ぶりで、起業家育成の教育方針を掲げる高専の開設は初めてといいます。●神山まるごと高専の開校は、町内にサテライトオフィスを置く名刺データ管理大手「Sansan」(東京)の寺田親弘社長(46)らが2018年から構想。起業家仲間に呼びかけ、準備を進めていました。同校は5年の全寮制。プログラミングや電子回路の仕組みが学べるほか、星野リゾートの星野 佳路よしはる 代表らが講師として協力します。
●起業家やソニーグループなど企業の出資金を運用し、寄付も合わせて学生に返済不要の奨学金として給付することで、年200万円の授業料を無償化しました。入学式では、理事長の寺田氏が開校を宣言。入学した埼玉出身の鈴木結衣さんは「起業することで、みんなが笑顔でいられる世界にしていきたい」と夢を語りました。神山町は人口約4600人。高速光ファイバー網の整備などで移住者支援を促進し、IT企業の進出などが相次いでいます。
2023年04月03日 09:10