2025年10月1日より各都道府県で最低賃金が改定されます!(令和7年11月4日<最終的な確定>.厚生労働省)
2025年度の最低賃金、全国平均で1,118円に!過去最大の引き上げ2025年度の最低賃金は、中央最低賃金審議会の答申に基づき、全国加重平均で時給1,118円(前年度比+63円)となります。
この引き上げ幅は、目安制度が始まって以来過去最大となります。
🔹全国平均と引き上げ額
・全国加重平均額:1,118円
・引き上げ額:+63円(前年度比)
・前年に続き大幅な上昇となり、物価高を背景に「賃金の底上げ」が進む形となりました。
🔹都道府県別の状況
すべての都道府県で時給1,000円を超えます。
多くの地域で、中央最低賃金審議会が示した「目安額」を上回る引き上げが答申されています。
主な改定額は次の通りです。
| 都道府県 | 改定額(時給) | 都道府県 | 改定額(時給) |
| 東京都 | 1,226円(最高) | 高知県 | 1,023円(最低) |
| 神奈川県 | 1,225円 | 宮崎県 | 1,023円(最低) |
| 大阪府 | 1,177円 | 沖縄県 | 1,023円(最低) |
🔹適用開始時期
新しい最低賃金は、2025年10月1日から12月にかけて順次発効します。
地域ごとに日程が異なり、例えば
・東京都:10月3日(予定)
・大阪府:10月16日(予定)
となっています。
🔹背景と影響
今回の大幅な引き上げには、以下のような要因が挙げられます。
・物価上昇の影響
・春季労使交渉での平均5.39%の賃上げ(大企業)
これにより、最低賃金付近で働く労働者の生活の安定や消費の底上げが期待されます。
一方で、企業、特に中小企業では人件費負担の増加が懸念されており、今後の経営対応が注目されます。
🔹まとめ
2025年度の最低賃金改定は、過去最大の引き上げという節目となりました。
「賃上げの流れ」が広がる中、企業・労働者双方にとって、
今後の動向を注視することが求められます。
参考:最低賃金等 確認サイト
厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」
厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」
2025年11月12日 10:00





