集じん機で3人窒息死の労災 会社幹部を書類送検!(平成27年4月16日・朝日新聞)
岐阜県美濃市の合板メーカー「ウッドテック」の工場で2013年3月、作業員3人が死亡した事故で、岐阜県警は平成27年4月15日、安全対策を怠ったとして、当時の安全管理責任者の同社最高顧問を業務上過失致死容疑で書類送検したことを発表しました。容疑を認めているといいます。●県警によりますと、工場で作業をしていた男性2人が、木くずを吸い上げる集じんパイプから煙が出ているのを発見。点検するために集じん機内に入り倒れました。その後、救助に入った別の男性も意識を失いました。集じん機には高温や煙を感知すると、炭酸ガスを注入し、低酸素状態にする消火装置があり、3人は低酸素血症で死亡した事故です。
●義務県警は施設や業務の管理責任者でもあった最高顧問が、消火装置が作動する危険性を事前に知りながら、事故防止策を怠った疑いがあると判断しました。この事故で関労働基準監督署は昨年3月、最高顧問ら2人と同社を労働安全衛生法違反の疑いで岐阜地検に書類送検しています。
2015年04月16日 15:17