宅配ピザ過労死訴訟:解決金と謝罪で和解!(平成27年1月20日・毎日新聞)
東海地方で宅配ピザチェーン「アオキーズ・ピザ」を展開する「アオキーズ・コーポレーション」(本社・名古屋市)に勤務していた当時33歳の男性が急死したのは過労が原因として、遺族が同社に約1億1000万円の損害賠償を求めていた訴訟が津地裁四日市支部で和解が成立しました。●原告側によると、同社が解決金や未払いの残業代を支払うほか、長時間労働に起因して亡くなったことを認めて謝罪し、再発防止に努めるという内容です。解決金の額は明らかにされていませんが、原告代理人によると「会社が責任を認めたといえる額で、遺族も納得している」といいます。
●訴状などによりますと、管理職のゼネラルマネジャーを務めていた2012年5月、勤務で車を運転中に気分が悪くなり、虚血性心疾患により窒息死しました。当時、16店舗を管理し、店長の休日確保のため代行業務もしていました。死亡前1カ月の時間外労働は約103時間に上り、名古屋西労基署が同年10月に労災が認定されています。
2015年01月20日 14:00