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一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

年収1075万円以上の専門職対象、過労防止を条件に労働時間規制外す!(平成27年1月8日・日経新聞)

厚生労働省は平成27年1月7日、働く時間ではなく成果で賃金を払う「ホワイトカラー・エグゼンプション」の制度案をまとめました。ホワイトカラー・エグゼンプション導入は柔軟で効率的な働き方を促す狙いがあります。厚生労働省は素案を平成27年1月16日の労働政策審議会の分科会に示す方針です。

●対象は年収1075万円以上の専門職に限り、週40時間を基本とする労働時間規制から外します。過労を防ぐために年104日の休日なども導入の条件にします。「岩盤」といわれる雇用規制を崩す第一歩となります。

►ポイント
新制度には「残業」の概念がなく、企業は休日出勤でも賃金を支払う必要がありません。労働組合側は「『残業代ゼロ』で長時間労働を強いられる」と強く反発しています。これに対して厚生労働省は本人の同意を新制度適用の条件にしたうえで、導入企業には、
(1)仕事終わりから翌日の仕事始めまでに一定時間を空ける「勤務間インターバル規制」 (2)会社にいる時間に上限を設定
(3)年間104日の休日を必ず取得
などの健康対策のうちいずれかを実施するよう義務付ける内容です。

2015年01月08日 14:00