賃金未払の病院、医療法違反・入院病棟閉鎖し外来継続 !(平成28年7月14日.読売新聞)
医療法人「常磐会」が運営する「ときわ病院」(大阪市大正区)の賃金未払い事件で、昨年12月以降、同病院の入院病棟が閉鎖されているのは、病院施設に20人以上の入院患者の受け入れを求めた医療法に違反するとして、大阪市が同病院への指導を続けていたことがわかりました。●医療法は、20人以上の入院患者を受け入れられる施設を病院と規定。市は今年3月まで、同法に基づく立ち入り検査を繰り返し実施し、入院患者の受け入れを指導しましたが、同病院は「経営が改善されれば再開する」と説明してきたといいます。
●併せて大阪労働局は平成28年7月13日、看護師や職員約100人の給与計約2000万円を支払わなかったとして、最低賃金法違反と労働基準法違反の両容疑で同病院を捜索しました。元職員の女性によりますと、給与は昨年10月に支払いが遅れた後、11、12月に未払いとなり、12月には20~30人が一斉に解雇されたといいます。この女性は「院長らに泣いて生活の苦しさを訴える人もいましたが、いまだに給与は振り込まれておらず、許せない」と話しています。
2016年07月14日 13:46