増えるパワハラ相談 18年度の千葉県 労働紛争最多!(令和元年8月13日.日経新聞)
千葉県内で労使間のトラブルをめぐる相談が増えています。千葉労働局の集計によりますと、2018年度の民事上の労働紛争に関する相談件数は前の年度に比べて14%増の8162件にのぼり、過去最多を更新しました。なかでも職場での嫌がらせやいじめなどパワーハラスメント(パワハラ)に関する相談の増加が目立ち、労働局も対応に追われています。●労働紛争に関する相談内容の内訳をみますと、パワハラを中心としたいじめや嫌がらせが件数全体の32%で最も多く、解雇(12%)、自己都合退職(12%)、労働条件の引き下げ(11%)が続きます。いじめや嫌がらせの相談件数は前の年度に比べて21%増えており、全体の伸び率を上回っています。
●千葉労働局の担当者は「転職に成功した労働者が以前の勤務先で受けたトラブルを相談するケースが目立つ」と話しています。人手不足を背景に転職先の選択肢が増加し、パワハラを受けた職場を辞めやすくなったことで、被害者が泣き寝入りせずに済むようになったようです。
2019年08月13日 16:43