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一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

パワハラ相談、過去最多1639件 群馬労働局!(令和元年8月30日.産経新聞)

群馬労働局は、平成30年度に寄せられた職場での「いじめ・嫌がらせ」といったパワーハラスメントに関する相談件数が前年同期比17・8%増の1639件に上り、統計を取り始めた13年度以降で過去最多を更新したと発表しました。パワハラに対する社会的関心が年々高まっていることが背景とみられます。

●群馬労働局によりますと、個々の労働者の職場のトラブルについて支援する「個別労働紛争相談」の件数は7489件でした。このうち「いじめ・嫌がらせ」が最も多く全体の2割以上を占めました。次いで「自己都合退職」(1210件)参画「普通解雇」(583件)▽「退職勧奨」(442件)-と続いています。「いじめ・嫌がらせ」の相談件数は増加傾向が続いており、30年度は21年度比で約2・6倍に膨れ上がりました。企業などにパワハラ対策を初めて義務付けた改正労働施策総合推進法が今年5月に国会で成立。群馬労働局は「同法の審議過程で社会的な関心が広まったことを背景に相談件数も増加したようだ」としています。

●県内の企業で実際にあったパワハラの実例では、ある正社員が上司らから身体的特徴や病気のことを話題にされるなどして日常的にいじめを受けていると、群馬労働局に訴え出ました。群馬労働局からの指摘で事業主がいじめの有無について調査に着手。いじめがあったと判断し上司らへの指導を行い、職場環境の改善につながったとされます。 
2019年08月30日 09:19