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一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

36協定違反化県内2社書類送検!(令和2年3月24日.NHKnews)

「36協定」と呼ばれている労使協定を超え、違法な長時間労働を行わせたとして、神戸市内のホテルの運営会社と、姫路市の運送会社が労働基準法違反の疑いで書類送検されました。

●書類送検されたのは、神戸市東灘区の神戸ベイシェラトンホテル&タワーズを運営する「ホテルニューアワジ神戸」と、総務部長を務める48歳の男性です。西宮労働基準監督署によりますと、総務部長は去年6月から9月までの間、フロントやレストランで働く従業員5人に対して、時間外労働や休日労働を行わせるための労使協定いわゆる「36協定」で定めた労働時間の上限を超えて、違法に働かせた疑いが持たれています。労働基準監督署の調べでは、最も多い月で124時間の時間外労働をさせられた人がいたということです。

●姫路市内の運送会社「流通企画」でも、「36協定」で決めた上限を大きく超える違法な労働をさせたとして、会社と45歳の男性社長が書類送検されました。姫路労働基準監督署によりますと、平成30年10月から去年3月までの間に運転手1人に対して、最も多い月で125時間の時間外労働をさせていたということです。いずれの会社でも、いわゆる「過労死ライン」を大幅に超えていることや、これまでも法令違反を繰り返していることなどから、労働基準監督署では書類送検に踏み切ったということです。

●書類送検について、神戸ベイシェラトンホテル&タワーズは「書類送検されたことは把握していない。しかし、これまでも労働基準監督署から労働時間に関する行政指導を受けてきたので、今後も引き続き、改善に向けて努力したい」とコメントしています。また、流通企画は「書類送検されたことを確認していないので、コメントできない」としています。
2020年03月24日 09:08