賃金未払いや労働時間把握せず 愛知文教女子短大に労基署が是正勧告!(令和2年8月4日.毎日新聞)
愛知文教女子短大(愛知県稲沢市)を運営する学校法人足立学園(足立誠理事長)が、短大の教職員58人全員に法定以上の時間外労働をさせた上、割増賃金を支払っていないなどとして、一宮労働基準監督署から是正勧告を受けました。短大などへの取材で8月3日判明しました。労基署はこれまでの時間外労働による未払い賃金の支払いを求めているほか、労働管理の徹底を指導しています。●短大などによりますと、労基署は、短大が教職員の労働時間をタイムカードなどの客観的方法で把握しなかったほか、就業規則に賃金の算出方法が記入されていなかったと指摘。適切な労働管理をしていないことを問題視しました。さらに、健康診断で異常のある教職員に、すぐに医師の診察を受けさせるなどの措置を取らなかったことも指導しました。
●短大は1951年設立。幼児教育学科と生活文化学科の2学科あり、2020年3月時点の学生数は567人。長谷川千代松事務長は「現在、未払い賃金を支払うため勤務時間を精査しています。今後、改善改革に努め、正確な勤務時間を把握できるシステムを再構築したい」と話しています。
2020年08月04日 13:58