業務停止の特養 職員の労災認定!(令和3年2月4日.NHKnews)
神戸市から業務停止の処分を受けた特別養護老人ホームで働いていた女性職員が、労使協定を超える長時間労働などで体調を崩したとして労働基準監督署から労災と認められていたことが分かりました。こうしたことを受けて、労働基準監督署はほかにも違法な労働がなかったかなど調べています。●労災が認められたのは、神戸市から1年間の業務停止処分を受けた灘区の特別養護老人ホーム「きしろ荘」の40代の女性職員です。関係者によりますと、職員は労使協定を超える1か月に100時間以上の時間外労働や、上司にあたる当時の施設長から長時間にわたって怒鳴られるなどのパワハラを受けて、去年6月に適応障害を発病し、去年8月に労災を申請したところ、先月、認められたということです。
●この施設を運営する、灘区の社会福祉法人「六甲鶴寿園」では、ほかの職員からも「残業代が支払われていない」などの情報が労働基準監督署に寄せられているということです。こうしたことを受け、労働基準監督署は法人が運営する施設でほかにも労使協定を超える労働がなかったかや、割増賃金が適正に支払われていたかなど労働基準法違反の疑いで先月、施設を捜索し調べています。
2021年02月04日 10:51