パナソニック、大阪・京都の照明工場閉鎖へ 250人配置転換!(平成27年8月31日・朝日新聞)
パナソニックはLED照明器具を生産している枚方工場(大阪府枚方市)と京都工場(京都府八幡市)を9月末で閉鎖することにしました。老朽化などで生産効率が悪いため、国内にある別の2工場に移し、自動化を進めて効率を高めます。閉鎖する両工場の従業員約250人は配置転換する方針です。●枚方工場は1967年、京都工場は1990年から照明器具の生産を始め、今は住宅や店舗向けなどのLED照明器具を生産しています。手狭で老朽化も進んでいるため、伊賀工場(三重県伊賀市)と春日工場(兵庫県丹波市)に生産を移します。伊賀、春日の両工場には約10億円を投じ、生産の自動化などで効率を高めるといいます。閉鎖する2工場は売却する方針です。国内の照明関連工場は12から10になります。
●パナソニックの照明事業は国内ではシェア首位で、2015年3月期の売上高は3177億円でした。しかし、そのもうけが目標に達していないため、効率化を進めます。海外での日本向けの生産も円安で採算が悪化しており、インドネシアの工場を10月末までに閉鎖し、伊賀工場に集約することにしています。
2015年08月31日 11:47