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一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

Amazon従業員による初の労組結成ならず!(令和3年4月12日.ITmedia NEWS)

米Amazon.comは4月9日(現地時間)、アラバマ州ベッセマーのフルフィルメントセンターで行われた労働組合結成の投票の結果、小売業界の労働組合であるRWDSUへの加入に投票したのは従業員の16%だけで、加入は見送りになったと発表しました。

●同社は発表文で「Amazonが従業員を脅迫することでこの選挙に勝ったと組合が主張することは予測できるが、そうではない。(中略)従業員が組合加入に反対票を投じることを選んだ」と語りました。 3000人が組合結成賛同の署名をしたにもかかわらず、実際の投票では約3000票のうち反対が1798票と圧勝でした。

●選挙実施通告から投票まで、Amazonと従業員側、第三者はSNSなどで激しい運動を展開しました。例えば、配送員は時間に追われ、ペットボトルに排尿しなければならないというツイートが拡散し、Amazonは最終的にはそれが事実だと認めました。Amazonが、従業員に組合結成に反対するよう説得することで知られるコンサルタントを雇ったとも報じられました。RWDSUは同日、「この投票を腐敗させたAmazonの行為に対する包括的な調査を求める」とツイートし、NLRBに申し立てを行うと発表しました。NLRBには投票の再実行を命令する権限があります。

●Amazonでは2014年にもデラウェアで労組結成の動きがあったが、失敗に終わっています。コロナ禍で需要が急増する中、Amazonは労働環境の厳しさを訴える従業員を解雇した一方、環境改善をアピールしています。
2021年04月12日 09:26