勤務間インターバル、導入15%以上へ 現在は4.2%!(令和3年5月27日.朝日新聞)
過労死を防ぐ国の施策をまとめた「過労死防止大綱」を見直す協議会が5月25日開かれ、厚生労働省が最終案を示しました。仕事を終えてから次に働き始めるまでに一定の休息時間を確保する「勤務間インターバル制度」について、導入企業の割合を2025年までに15%以上に引き上げる目標をあげました。新型コロナ対応による過重労働が問題視される国家公務員や地方公務員についても、勤務間インターバルの確保を促していくことを初めて明記しました。●過労死対策の切り札ともいわれる勤務間インターバル制度は、現行の大綱で20年までに10%以上の導入割合が目標でしたが、2020年1月時点の達成度が4・2%にとどまります。だが制度の導入が2019年4月から企業の努力義務になったことを踏まえ、目標を引き上げ取り組みを加速させることにしました。導入率が低い中小企業に向けた支援を強化します。
2021年05月27日 10:46