都立病院医師、4カ月で残業計1180時間 コロナ対応で過重負担!(令和3年6月2日.毎日新聞)
感染症指定医療機関の東京都立駒込病院(文京区)の感染症科に勤務する医師が、新型コロナウイルス感染症患者の治療などにより4カ月で1180時間の時間外労働(残業)をしていたことが、都への情報公開請求で判明しました。●最も多い月は327時間に上り、過労死の労災が認められる目安(複数月の平均で80時間)や、都と病院の労使協定(36協定)で定めた上限(原則月100時間)を大きく超えます。感染拡大の中で、コロナ患者に対応する医師が過重な負担を抱えて働いていることが浮き彫りになりました。
●都立駒込病院は昨年1月に中国・武漢で感染した帰国邦人を受け入れて以降、積極的にコロナ患者治療に取り組んできた拠点の一つ。毎日新聞は今年1月、都立駒込病院の常勤医師の残業時間について情報公開請求し、4月に開示を受けた。都の事務負担を考慮し、1回目の緊急事態宣言が発令された直後の昨年5月給与分(4月16日~5月15日)、感染が拡大していた昨年11月分から今年1月分(10月16日~1月15日)の計4カ月に請求対象を絞りました。
2021年06月02日 09:13