大阪メトロ社員自殺 労災認定 復職後に長時間労働で病気再発!(令和3年6月28日.NHKnews)
去年3月、大阪メトロの職場で自殺した男性社員について、労働基準監督署は長時間労働が原因だったとして、労災と認定しました。●労災認定されたのは、去年3月に大阪・西区にある大阪メトロの本社ビルで自殺した40代の社員の男性です。大阪メトロの社内調査では、精神的な病気で会社を休み、その後、復職していた男性に対し、上司の課長が制限を超えて残業を命じていたことや、人格を否定するような言葉を何度も浴びせていたことが判明しています。遺族が去年11月、労災申請したのに対し、大阪西労働基準監督署は、男性は3週間に120時間を超える時間外労働をさせられたことで病気が再発し、およそ1か月後に自殺に至ったと判断して労災を認めました。一方、長時間労働で労災認定したため、パワハラについては評価を行いませんでした。
●会見を開いた20代の長男は「労災と認められてほっとしていますが、父にはもう親孝行ができず残念です。会社にはこのような事態が二度と起こらないように再発防止を徹底してほしい」と話していました。大阪メトロは「ご遺族におわび申し上げます。組織風土の改善と労働環境の見直しを進めてまいります」などとコメントしています。
2021年06月28日 09:16