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一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

大阪メトロ 長時間労働の社員自殺でパワハラも認め遺族に謝罪!(令和4年3月8日.NHKnews)

おととし3月、大阪メトロの男性社員が職場で自殺し、長時間労働が原因だったとして労災が認められた問題で、会社側は遺族に対して上司によるパワーハラスメントがあったことも認めて謝罪し、再発防止策を公表しました。

●おととし3月、大阪・西区にある大阪メトロの本社ビルで45歳の男性社員が自殺し、大阪西労働基準監督署は、男性はこのおよそ1か月前に3週間で120時間を超える時間外労働をさせられたことで精神的な病気が再発し自殺に至ったとして労災を認めました。 これを受けて、遺族が会社に責任を追及したところ、会社側は3月7日、長時間労働に加えて、上司の課長が男性に対して人格を否定するようなことばを何度も浴びせていたとしてパワハラがあったことも認めて適切に対応できなかったことを謝罪しました。 また、遺族に対して解決金を支払うとともに、再発防止に取り組むことを表明したということです。

●大阪メトロは、ホームページで、謝罪とともにハラスメントの撲滅に向けてメール相談窓口を設けていることなど、再発防止の取り組みを掲載しました。男性の20代の長男は、会見を行い「二度とこうした悲惨なことが起こらないようにしてほしい。父親には、一区切りがついたと報告したい」と話しました。大阪メトロの河井英明社長は「二度とこのような取り返しのつかないことを発生させない決意のもと、徹底的な組織風土の改善と労働環境の見直しを進めてまいります」というコメントを出しました。
2022年03月08日 09:05