残業を「業務外」に書き換え 労基法違反容疑で浪速学院を書類送検!(令和4年3月28日.朝日新聞)
教員が行った残業を「業務外」と申告するように勤務データを書き換えさせ、割増賃金を支払っていなかったとして、大阪南労働基準監督署は、学校法人・浪速学院(大阪市住吉区)と労務担当の男性役員を、労働基準法違反の疑いで大阪地検に書類送検しました。●同労基署によりますと、浪速学院は2020年12月、運営する浪速高校に勤務する教員8人が、試験の採点や保護者対応、朝早く出勤する当番、クラブ活動など法定時間を超える業務を行ったにもかかわらず、「業務外」として勤務データを意図的に書き換えさせた疑いがあります。
●関係者によりますと、過去にも残業代の未払いといった違反行為がくり返されていた疑いがあるといいます。労基署は学校側に是正勧告をしましたが、改善がみられなかったため、より重い措置となる書類送検をしたとみられます。浪速学院の担当者は、朝日新聞の取材に対し、労基署の調査を受けていたことを認めたうえで、「送検された内容をまだ把握しておらず、対応はこれから検討していく」とコメントしました。
2022年03月28日 16:25