過大ノルマや異動でうつ病 労災認める判決「労働者に勇気与える」!(令和4年6月2日.朝日新聞)
会社による過重なノルマや配置転換でうつ病になったのに、労災と認められなかったとして、元部長の50代男性が国に対し、休業補償の不支給処分の取り消しを求めた訴訟の判決が令和4年5月31日、福岡地裁でありました。●小野寺優子裁判長は、うつ病が業務に起因したものと認め、不支給処分を取り消しました。判決は、配置転換と過大なノルマは、男性にとって心理的負荷が強く、うつ病の原因になったと認定しました。男性の弁護士によりますと、時間外の長時間労働など仕事の「量」から労災と認めるケースはあってもが、配置換えやノルマといった「質」が心理的負担とされるのは珍しいといいます。
2022年06月02日 09:29