副課長は“名ばかり管理職” 労基署が兵庫教育大学に是正勧告!(令和4年7月5日.NHKnews)
「副課長」という肩書きのある事務職員の働き方は一般の職員と変わらず、いわゆる「名ばかり管理職」だなどとして、兵庫教育大学が労働基準監督署から是正勧告を受けていたことが分かりました。大学は指摘を受けた分の未払いの賃金を支払ったということで、「適切な労務管理に努める」としています。●加東市にある兵庫教育大学によりますと、去年6月、西脇労働基準監督署から事務職員およそ85人の勤務について、調査を受けました。このうち「副課長」という肩書きのある職員15人について、労働基準法上の管理監督者にはあたらず、いわゆる「名ばかり管理職」で、残業代を支払う必要があるという指摘を受けたということです。
●職員の一部に、申告していた労働時間と業務用パソコンが稼働していた時間に差があり、いわゆる「サービス残業」をさせているとか、法律で義務づけられている年5日の有給休暇を取得させていないことも明らかになったということです。去年7月、労働基準監督署から是正勧告を受け、大学はおよそ70人に対し、去年10月までの8か月分の未払い賃金あわせておよそ930万円を支払ったということです。大学は「現在は是正しており、効率的な勤務を図るとともに適切な労務管理に努める」としています。
2022年07月05日 09:40