看護職員の一部、さらに月8000円賃上げ、財源は入院費の上乗せ!(令和4年8月19日.朝日新聞)
地域で新型コロナウイルス対応などを担う医療機関に勤める看護職員の賃金引き上げについて、中央社会保険医療協議会(厚生労働相の諮問機関)は8月10日、原資を入院料への上乗せで確保することを了承しました。対象の看護職員は10月から賃金が2%(月8000円)程度上昇する一方、入院患者の窓口負担は増えることになります。●看護職員の賃上げは、「新しい資本主義」を掲げる岸田政権の主要政策の一つ。昨年度の補正予算で今年2~9月分の賃金を1%(月4000円)程度引き上げると決定しました。10月から追加で2%程度を引き上げるとしていました。賃上げの原資については10月以降、それまで補助金を充てる約1%分を含め、計約3%分を患者らが負担する診療報酬で賄う方針が示されていました。
●この日の中医協では、賃上げの原資を入院料への上乗せで確保することを了承しました。賃上げ対象の医療機関に入院した場合、窓口負担が3割の患者は10月から、1日あたり3~1020円が入院費に上乗せされます。実際の加算額は、医療機関の看護師数や入院患者数で異なります。
2022年08月19日 10:10