労働者団体「時給853円は不服」さらなる引き上げ求め異議申出 秋田!(令和4年8月22日.秋田テレビ)
秋田県内の最低賃金を過去最大の上げ幅となる31円引き上げ、853円とするよう答申されたことを受け、労働者団体が、さらなる引き上げを求めて異議を申し出ました。この申し出を受け、秋田労働局は令和4年8月23日に再度、答申内容を審議する予定です。●8月5日に開かれた秋田地方最低賃金審議会は、秋田県内の1時間当たりの賃金を853円に改定するよう秋田労働局に答申しました。引き上げ額は国の目安額30円を1円上回り、秋田県内では過去最大の上げ幅となります。しかし、この答申内容について秋田県労働組合総連合など9つの労働者団体は「引き上げ額を不服」として、秋田労働局に異議申出を提出しました。
●秋田県労働組合総連合・越後屋建一議長は「最低賃金そのものの水準は依然として低い。さらには、都市部との格差の解消はなされない。さらに引き上げるということで考えを改めて、審議していただきたい」と述べ、さらに、賃金の引き上げには中小企業や小規模事業所に対する政府の支援が必要だとして、国に具体策を示すよう強く迫ってほしいと要望しました。
2022年08月22日 10:01