最低賃金:鈍る賃金上昇率を上回る物価の上昇見通し!(平成27年7月16日・毎日新聞)
2015年度の最低賃金の目安を審議する厚生労働相の諮問機関「中央最低賃金審議会」の小委員会が、平成27年7月15日、東京都千代田区の功労章で開かれ、審議のための資料として、2015年6月の賃金上昇率が0.9%で前年同期より0.2ポイント下がっていることが示されました。●2014年度の最低賃金改定により、現在は最低賃金が生活保護の給付水準を下回る状況は起きていないことも明らかにされました。
●フルタイムの労働者とパート労働者の賃金上昇率を調べた結果、フルタイムは時給1535円で1%上昇(前年比0.1ポイント低下)、パートは同1042円で0.6%上昇(同0.5ポイント低下)と、いずれも昨年より伸びが鈍っています。一方で、2015年度の物価上昇見通しは、賃金上昇を上回る1.4%程度であることも示されました。
2015年07月16日 15:52