失業率3月は2.8%に悪化、自発的な離職増 有効求人3カ月連続低下!(令和5年5月1日.ロイター通信)
政府が発表しました3月の雇用関連指標は、完全失業率(季節調整値)が2.8%と前月から0.2ポイント上昇し、2カ月連続で悪化しました。経済の回復を受けて、より良い労働条件を求める自発的な離職が増えました。有効求人倍率は1.32倍と前月から0.02ポイント低下し、3カ月連続の低下となりました。●就業者数(季節調整値)は前月に比べて17万人、完全失業者数(同)は15万人それぞれ増加しました。失業者数の増加には定年や雇用契約満了などの要因も含まれており、今月だけで雇用情勢が悪化したか評価することは難しいといいます。2022年度平均の完全失業率は2.6%と、前年度に比べて0.2ポイント低下しました。
●3月の有効求人倍率は1.34倍と予想されていました。労働環境の改善期待もあり求職者数は底堅く推移していますが、有効求人数が減少したことで倍率が低下しました。担当者によりますと、3月は原材料価格や光熱費の上昇が影響し、製造業や建設業などの求人が減少しています。
2023年05月01日 09:21