運送業の長時間労働抑制へ協議会で対策!(平成27年4月6日・NHKnews)
荷物を運ぶトラックの運転手などの長時間労働を抑えようと、厚生労働省と国土交通省は、荷主となる経済団体にも協力を求めて新たな協議会を作り、対策に取り組んでいくことにしました。●厚生労働省によりますと、トラックの運転手などが働く運送業は、荷主の都合で急遽、輸送を依頼されたり、荷物の受け渡しの際、待たされたりするため、労働時間が長くなりがちで、残業が月に60時間を超える人がいる割合は全業種の平均の8倍近い4割に上っています。
●厚生労働省と国土交通省は、運送業の労働時間の削減には荷主となる企業の協力が不可欠だとして、経済団体にも協力を求めて対策に取り組むことにしました。今月中にも経済団体や学識経験者などが参加する協議会を設置し、トラック運転手の労働時間が長くなる原因を調べたうえで、荷主側と一緒に実証実験を行うなどして労働時間の削減に効果的な方法を検討する方針を示しています。
2015年04月06日 15:40