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一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

うつ病や障害 復帰支援 雇用継続企業に助成金!(平成27年3月19日・東京新聞)

うつ病や事故などによる障害で休職した人の職場復帰を支援するため、厚生労働省が新たな助成金制度を設けることが平成27年3月18日、分かりました。復帰する人向けの仕事を用意するなど雇用継続の環境を整えた企業に対し、復職者一人当たり最大70万円を支給。4月から始める予定です。

●厚生労働省によりますと、精神的な不調で休職した人がいる事業所のうち、復帰実績があるのは約半数にとどまります。厚労省は、うつ病の人や障害者が休職後も働くことができる職場を増やしたい考えを示しています。厚労省は2015年度当初予算案に約3000万円を計上しました。厚労省の2013年の労働安全衛生調査によりますと、精神的な不調で1カ月以上休職した人がいる事業所のうち、復帰実績がある事業所の割合は51.1%にとどまっており、働き続けられる人をどう増やすかが課題となります。

►ポイント
新設を予定しているのは「障害者職場復帰支援助成金」(仮称)で、働く人が病気や事故などで障害者になったり、うつ病にかかったりして3カ月以上休職したケースが対象となります。
・企業が復帰する人の障害や能力に応じて担当できる業務を用意したり、職場に車いす用のスロープを設置したりするなど環境整備を図る  ことが支給条件となります。
・うつ病の人では、加えて全国の地域障害者職業センターや医療機関による相談などの復職支援を受けることも条件です。
・助成金は、復職から6カ月間雇用が続いた場合、一人当たり35万円(大企業は25万円)を支給。さらに6カ月後にも同額を支給します。

2015年03月19日 11:00