派遣法改正案、3度目も暗雲「派遣労働はモノ扱い」発言で陳謝!(平成27年3月4日・NHKnews)
厚生労働省の職業安定局長は、公明党の部会で、政府が今の国会に提出する予定の労働者派遣法の改正案を担当する課長が、ことし1月、「これまで派遣労働はモノ扱いだった」と発言していたとして、不用意な発言だったと陳謝しました。●衆議院予算委員会で、民主党は、政府が今の国会に提出する予定の労働者派遣法の改正案を担当する課長が、ことし1月、人材派遣会社でつくる団体の会合で「これまで派遣労働は期間が来たら使い捨てで、モノ扱いだった」と発言したと指摘しました。これについて、担当課長の上司である厚生労働省の職業安定局長は、公明党の厚生労働部会に呼ばれ、一連の発言の事実関係を認め、「不用意な発言であり、ご迷惑をかけて申し訳ない」と述べ、陳謝しました。これに対し、出席した議員から、労働者派遣法の改正案の審議が控えているとして、慎重な発言を求める意見が出されました。この発言を巡って、民主党は「政府の派遣労働者に対する見方が表れており、法案審議にも影響する問題だ」として、今後、国会で追及する構えです。
2015年03月04日 16:11