「非正規雇用の賃上げ、適正な配分を」経団連会長!(平成27年1月27日・産経新聞)
経団連の古賀会長が講演会で、格差の問題に関し非正規雇用者の賃金上昇の重要性を語りました。●世界の景気動向はまだら模様で、アベノミクス効果もにかかわらず、実質賃金は17カ月連続で前年比マイナスとなっています。こうした中、格差社会に一層の拍車がかかっており、一部の層だけでなく、すべての働く層への適正な配分と、それによる個人消費の増加が必要。中小企業では人材減少が顕著で、賃金を含む労働条件の向上が求められる。非正規雇用者の賃金上昇も重要になる。と語りました。
●一方、労働時間短縮の取り組み強化による、真のワークライフバランス社会の実現や、地場企業の活性化による地域活性化も不可欠と述べました。日本社会の持続可能性が問われ、デフレ脱却など課題を抱える中、新たなサイクルで経済の好循環をもたらすためにも、今年は日本経済にとって踏ん張りどころと結んでいます。
2015年01月27日 14:10