保育士不足で資格試験回数増・講習費用助成など支援へ!(平成27年1月16日・NHKnews)
「待機児童」の解消に向けて各地で保育所の整備が相次ぐなか、労働力不足が深刻となっている保育士を確保しようと、厚生労働省は、現在、年に1回実施している保育士の資格試験について、再来年度からは年に2回実施できるように都道府県を支援することを決めました。●厚生労働省によりますと、保育所の空きを待っている待機児童は、去年4月時点で全国で2万1371人と、都市部を中心に依然として深刻な状態が続いています。待機児童を解消しようと各地で相次いでいる保育所の整備に伴い、保育士不足が深刻となっていて、平成29年度末までに6万9000人の保育士が不足する見通しだということです。
●厚生労働省は「保育士確保プラン」を策定し、現在、年に1回実施している保育士の資格試験について、再来年度以降は年に2回行えるよう都道府県に財政的な支援を行ったり、保育士を目指す人が塾などで講習を受けた場合には年間15万円を上限に費用を助成したりするほか、介護福祉士などの福祉系の国家資格を持つ人には保育士の試験科目の一部免除を検討するなどして、保育士の確保を進めることになりました。厚生労働省は「待機児童を解消するとともに保育の質を保つために自治体への支援を強化していきたい」としています。
2015年01月16日 15:16