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一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

労災死者、初めて1000人切る972人!(平成28年5月23日.日経新聞)

2015年の労働災害による死者数が972人と前年比で8%減ったことが、厚生労働省のまとめで分かりました。1948年の統計開始以来、死者数が1000人を下回るのは初めてとなります。厚労省は「職場の継続的な安全対策の成果が出ている」とはいうものの「依然として972人が亡くなっており、一層の努力が必要だ」としています。

●業種別の死者数は、建設業が327人(前年比13.3%減)、製造業が160人(同11.1%減)、陸上貨物運送事業が125人(同5.3%減)でした。死亡原因では「墜落や転落」が248人(26%)で最も多く、次いで「交通事故」の189人(19%)でした。

●休業4日以上の死傷災害は11万6311人で前年比2.7%減。内訳では製造業が2万6391人(同3.9%減)、建設業は1万5584人(同9.3%減)でした。一方で、死傷災害が増えた業種もありました。社会福祉施設は7597人と同5.2%増、飲食店は4687人で同4.7%増えており、厚労省によると両業種とも増加傾向にあるといいます。
2016年05月23日 09:07