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一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

三菱マテリアルが中国元労働者側と和解 過去最多「謝罪・賠償」表明!(平成28年6月2日.産経新聞)

第二次大戦中、日本で過酷な労働を強いられたとして中国の元労働者らが日本企業に賠償を求めている問題で、三菱マテリアル(旧三菱鉱業)は平成28年6月1日、謝罪の表明とともに1人当たり10万元(約170万円)を支払うことなどで、元労働者らと和解しました。

●三菱マテリアルは基金を設置して元労働者に補償を行うほか、被害者救済、記念碑の建設、失踪者調査などの費用も負担するといいます。三菱マテリアルで働いた元中国人労働者は計3765人。関係者によりますと、確認された元労働者や遺族のうち、「9割以上との和解が成立した」としていますが、元労働者の一部は、謝罪文の文面や賠償金額などに不満があるため、和解に同意していないといいます。

●中国の元労働者たちは日本コークス工業(旧三井鉱山)などにも損害賠償を求める動きをみせており、中国政府はこれを支持する姿勢を示しています。今回の合意を受け、日本企業や団体を訴える動きが加速する可能性もあります。

2016年06月02日 09:55