労働政策審議会の見直し、非正規労働者の声反映 !(平成28年7月22日.日経新聞)
厚生労働省は平成28年7月21日、労働政策に関する厚労相の諮問機関「労働政策審議会(労政審)」のあり方などについて考える有識者会議を設けると発表しました。増加を続ける非正規労働者などの声を政策決定に反映しやすくするためです。来年4月の委員改選の時期までに改革案をまとめる方針です。●労政審は公益、労働者、使用者を代表する有識者各10人で構成されています。新たに設ける有識者会議は「働き方に関する政策決定プロセス有識者会議」として元厚労事務次官の村木厚子氏や、日立製作所会長の中西宏明氏ら13人が参加します。 労政審の見直しのために有識者会議を設けるやり方には「屋上屋を架すようなもので、民間企業ではあり得ない」と疑問視する声もあります。
●7月26日に第1回の会合を開きます。塩崎厚労相は6月の閣議後の記者会見で「色々な働き方をしている人たちの声がきちんと政策に反映されることが大事」と述べ、労政審の委員構成などを見直す考えを示していました。
2016年07月22日 13:17