TOP

一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

失業率、「やむなく非正規」含むと8.4%台 内閣府試算!(平成28年8月25日.日経新聞)

内閣府は正社員になれずやむなく非正規労働者になっている人なども含めた「広義の失業率」が1~3月の平均で8.4%だったとの試算をまとめました。

●完全失業者のみを対象にした完全失業率の3.2%と比べるとなお高い結果です。現在も状況は大きく変わっていないとみられ、賃金の上昇圧力が高まりにくい一因となっている可能性があります。

●内閣府の分析によりますと、1~3月の「広義の失業率」は3年前から1.7ポイント下がっています。要因を分析しますと、完全失業者の減少で1.0ポイント下がったほか、正社員の職がなくやむなく非正規社員で働いている人の減少で0.6ポイント低下しています。企業が人材をつなぎとめるため、一部では正社員待遇に切り替える動きが出ているようです。職探しをあきらめた人が減ったことも0.1ポイントの低下につながっているようです。

one point
広義の失業率とは:
「正社員になれず不本意なまま非正規で働いている人」や「就業希望はあるが直近は職探しを諦めた人」を完全失業者に含めた数値です。
2016年08月25日 13:09