有効求人倍率、4月は1974年2月以来の高水準 失業率2.8%で横ばい!(平成29年5月31日.ロイター通信)
厚生労働省が平成29年5月30日発表した4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.48倍と前月(1.45倍)から上昇し、1974年2月(1.53倍)以来、43年2カ月ぶりの高水準となりました。総務省が同日発表しました同月の完全失業率(季節調整値)は2.8%で前月(2.8%)から横ばいでした。有効求人倍率は、ロイターの事前予測調査で1.46倍が見込まれていましたが、結果はこれを上回りました。新規求人倍率は2.13倍と前月から横ばい。有効求人数は前月比0.7%増、有効求職者数は同1.6%減でした。●完全失業率は、ロイターの事前予測調査で2.8%が予想されており、結果はこれと同水準でした。季節調整値でみた4月の就業者は前月比26万人増の6522万人。完全失業者は同2万人増の186万人。非労働力人口は同28万人減の4396万人となりました。この結果、完全失業率は2.8%と前月から横ばい。3%を下回るのは3カ月連続。総務省では「雇用情勢は着実に改善している」と判断しています。
►ポイント
4月完全失業率------2.8%
4月有効求人倍率----1.48倍
2017年05月31日 09:07