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一般社団法人日本人材育成協会

JAPAN PERSONNEL DEVELOPMENT ASSOCIATION

新国立建設現場で働く新入社員自殺 遺族が労災申請!(平成29年7月24日.NHKnews)

東京オリンピック・パラリンピックのメインスタジアムとなる新国立競技場の建設現場で働いていた新入社員がうつ病になり自殺したのは過重労働が原因だとして、社員の遺族が労災を申請していたことがわかりました。

●記者会見をした遺族の代理人を務める川人博弁護士によりますと、ことし3月に自殺した都内の23歳の男性は、新国立競技場の地盤改良工事の下請けに入っている建設会社の新入社員として品質管理などの業務を行っていましたが、自殺した直前の1か月間の時間外の労働時間がおよそ200時間に上ったということです。

●計画の見直しから施工が遅れた工事を工期に間に合わせなくてはならないと精神的に追い詰められた結果、うつ病になり自殺したということで、7月12日、男性の両親が過重労働が原因だとして労災を申請したということです。弁護士は組織委員会や東京都などにも改善措置を要請していくということで、両親は「息子と同じように過労で命を落とす人を出したくないという思いでいっぱいです。会社には働く者の命と健康を守るために力を尽くしてほしい」とコメントしています。この建設会社は「長時間労働を引き起こし勤務管理の体制に不備があったことは認識していて、今後、就業規則の見直しに取り組んでいきます」としています。
2017年07月24日 09:12