パート組合員120万人 過去最多を更新 厚労省!(平成29年12月26日.日経新聞)
今年6月末時点で労働組合に加入するパート従業員は120万8千人だったことが、厚生労働省の労働組合基礎調査で平成29年12月25日分かりました。前年比7万7千人(6.8%)増で、過去最多を更新しました。同省の担当者は「正社員を目指して組合員になるパート従業員が増えているほか、労組が待遇格差の是正などを掲げて非正規労働者の取り込みを強めている」とみています。●パート従業員が全組合員に占める割合は12.2%。パートの雇用者数に占める組合員の割合を示す「推定組織率」は0.4ポイント増えて7.9%となり、いずれも過去最高を更新しました。全国約2万4千の労組を対象に調査しました。全体の労働組合員数は998万1千人で、前年より4万1千人(0.4%)増加しました。雇用者数も伸びているため推定組織率は17.1%(0.2ポイント減)と過去最低でした。
●ナショナルセンター(全国中央組織)別では、連合が4万6千人増の679万9千人。全労連は8千人減の54万2千人、全国労働組合連絡協議会(全労協)が3千人減の9万9千人でした。産業別労働組合では、サービスや流通業界などでつくる連合傘下のUAゼンセンが168万5千人で最多。前年から7万8千人増えました。
2017年12月26日 09:30