正社員との賃金格差、最高裁が判断へ.....来月弁論!(平成30年3月8日.読売新聞)
仕事は同じなのに正社員より賃金が低いのは不当だとして、契約社員が勤務先の会社に差額の支払いを求めた2件の訴訟の上告審で、最高裁第2小法廷(山本陽幸裁判長)は平成30年3月7日、双方の意見を聴く弁論を4月に開くことを決めました。
●非正規社員が正社員との待遇格差是正を求めた訴訟は、地裁や高裁で判断が分かれており、最高裁が5~6月にも示す初判断が注目されます。2件の訴訟の原告は、東証1部上場の物流会社「ハマキョウレックス」(浜松市)に勤務するトラック運転手の男性(55)と、運送会社「長澤運輸」(横浜市)で定年後にトラック運転手として再雇用された63~64歳の男性3人です。
●4人は半年~1年間の有期労働契約をそれぞれの会社と締結。労働契約法20条は、雇用期間に期限がある非正規労働者と正社員との待遇に「不合理な格差」を設けることを禁じており、正社員との待遇格差が不合理かどうかが争点となっています。
2018年03月08日 09:33